先日の出張の際にレンタカーしたこのInfinitiのG35は日本ではおなじみのスカイラインです。3.5リッターのエンジン260馬力6,000 RPM、トルクは260lb-ft4,800 RPMを5速ATで操りなかなかの乗りやすい車でした。 この他にも2ドアのクーペもありZと共にアメリカで成功しております。昔からニッサン派の私としては打倒T社と思いかげながら応援しています。

今日はストックリストにあるブルーツートンの`87Ｋ−５のリアブレーキを分解した写真です。この車輌はマイレージが17年間でたったの50,000.マイルという事もあり程度は良好で整備も行き通っていました。Ｋ−５という車は,トラックのフレームを使ったＳＵＶと呼ぶには無骨な物なのでリアブレーキは旧式でシンプルなドラムタイプを使用しておりました。

目黒区にお住まいのH氏の自慢の愛車`77年式GMC　Jimmy　High　Sierraです。この車をレストアしたのはいわゆる世界の名車（戦前のパッカードやデューセンバーグ、新しくてもせいぜい60年代の車）をあつかう一流の職人だったので、最初この車を依頼した際に「こんなたった20数年前のピックアップをうちでやるのか？」と半分呆れられたました。しかしながら向こうも職人です一切の手抜きなく素晴らしい仕事をしてくれました。1年以上の歳月を経て完成して見に行った責任者は文句をつけるところがなかったそうです。そこで職人に言われた言葉は「PerfectじゃないけどGoodだろ。」でした、何とも重みがあります。19日まで出張の為に日記は休ませていただきます、20日には復帰の予定です。

沼津市にお住まいのT氏の`91年式SuburbanR2500は454ビッグブロックを積んでおります。T氏は波乗りに出かけたりドラムセットを満載してスタジオに行ったりとサバーバンらしい使い方をしています。ハンティントンビーチに住むこの車の初代オーナーは（3年前に83歳のおじいちゃん）13年前に新車で購入して夫婦で老後に全米を旅行する足として使用していました。しかしながら奥さんが病院で寝たきりになってしまったので手放すという事で私共が仕入れました。最後にこの車を引き取りに行った際におじいちゃんは「もうカミさんと出掛けられないから大きい車は必要ないんだ、毎日の見舞いの足はこれで充分だ。」と言って古いOldsmobile　Cutlassを指差していたのを思い出します。　　おじいちゃん、サバーバンはこの極東の島国日本にきてもこんなに大事にしてもらってますよ！

本日は`87K-5にお乗りのO氏のデフカバーをアルミ製の物に交換いたしました。このアルミデフカバーはふくらみが大きい為にオイルの容量が増えるのと、アルミの特性で放熱効果に優れているという2点があります。見かけもフィンがありカッコいいです。 写真はリアです。